この季節、着ているものにご用心【SKPレターから】

 / さっかーせんせい日記 

もうじき師走、朝晩だけでなく日中も気温がだいぶ低くなってまいりましたね。着る物も厚着をしたり、重ね着をしたりして窮屈感を懐かしく感じているこの頃です。

 

このような季節、子どもたちも私服では寒さをしのぎながら、おしゃれに着こなしているものです。と言いましても、それはお子様が着こなしているのではなく、親御様の好みなのでしょうけれども(笑)。

 

そうした子どもたちの私服にご用心して下さいね、というのが今回のお話です。例えば、フード付きの上着から出ているひもが遊具に引っかかって首が締まってしまった、上着のリボンが自転車の後輪に絡まりケガをしてしまった、ズボンの裾のひもがエレベーターに挟まり転倒してしまった等々、着ているものが原因でケガをする事例が毎年発生しているとのことなのです。

着ている衣服が原因で子どもがケガを した・危ない目に遭った・ひやりとし た経験がある親の割合は70%超!

経済産業省はこうした事例から、子ども(13歳未満)服のひもに関する日本工業規格(JIS)を設け、首回りや背面などに垂れ下がったひもは付けられないとしました。ところが、規格に沿うかどうかはメーカー側の判断に委ねられ、タグへの表記も義務づけられていないということです。

 

JIS規格では・・・

私もかつて娘二人の父親でもありましたので、かわいい服を着せてあげたい、着ているとそれだけで頬が緩んでしまっていましたから、皆さんがお子様におしゃれをさせてあげたい気持ちも十分すぎるほど分かります。

 

けれどもやはり危ないものは危ないのですね。ですから、①どんな遊びに行くか(子どもがその場所でどのように遊んでしまうか)をよく考えて、その遊びにふさわしいものを着せること②親御様が、着ているものや履いているもので子どもがケガや事故を起こしてしまうこともあるということを認知して着せること③すでにご自宅にある衣類を再度チェックして、ひもを抜いたり短くしたり、垂れ下らないように道具を付けたりすること④そして何より、どのようなものを着ていたとしても遊ぶお子様から目を離さないこと、を気を付けていただければと思います。

 

子どもたちは基本体を動かして遊ぶことが大好きです。ですから、子どもが実際に着る物の好みは何と言っても動きやすいものなのでしょう。親御様の趣向とは違うこともあるのだということも忘れないで下さいね。SKPは私服です。私たち教職員もこのような視点でもお子様を見守ってまいりたいと思います。

byさっかーせんせい