さっかーせんせい日記一覧

のびのびフェステイバルのご参加ありがとうございました!

 

雲ひとつない秋空のもと開催されました「のびのびフェステイバル2019」にご参加いただきまして誠にありがとうございます。皆様のご理解、ご協力をいただき大きな事故やケガもなく無事盛大に開催されました。PTクラス役員様、のびのびフェステイバル担当保護者様、お子様と一緒にご参加いただいた親御様、ご家族様、何より今日一日を先生と一緒に盛り上げてくれた坂幼っ子のみんな、本当に、本当にありがとうございました!

気持ちの良い秋空、のびのびフェスティバルにピッタリのお天気でした!

はさみ屋紙太郎さん、最高でしたね!浅草演芸場の奥深さを知ることができました。今度ぜったい見に行こうっと!

最後のパプリカダンス、さっかーせんせい、なんかぐっときちゃいました。皆さん、本当にありがとうございました!感謝!!

11/16(土)あそカレ案内届いたかな?

 

あそカレのみんな、元気にしてたかな?11月16日(土)にあそカレがありますよ。今回は坂戸幼稚園を飛び出して、秋の森林公園でネイチャーゲーム&アスレチック遊びなんだけれども、この参加申込についてひとつ注意点があるので、さっかーせんせんい日記にアップしました。

 

11/13(水)が申し込み締め切り日なのだけれども、この週は月曜日はのびのびフェスティバルの代休で幼稚園はお休みになります。ですから参加申込ハガキが受け取れないし、14日(木)でもいいではないかという声も聞こえてきそうだけれども、14日(木)も埼玉県民の日でやはり幼稚園はお休みで郵便を受け取れないのです。

 

まだ参加申込ハガキを出していないというあそカレ会員がいたら、大至急投函して下さいね。もし、それでもちょっと不安という方は直接幼稚園にお持ちになられることをお勧めします。

 

秋の森林公園で季節をたっぷり感じよう!ポンポコマウンテンも待ってるぞ!!アスレチックが君を呼んでるぞ!!!たくさんのあそカレっ子の参加を・・・・待っています!!

シリーズ<あと伸びする力~非認知能力を育てるには>最終回【SKPレターから】

 

連続投稿、恐縮です・・・。シリーズでお伝えしてきました「非認知能力を育てるには」いよいよ最終回です。

間が空いてしまいましたね。尻切れトンボにはさせませんよぉ。と言いましても今回が「非認知能力を育てるには」いよいよ最終回です。まずはこれまでの復習です。①非認知能力は数値化しにくい思考、気持ち、心のことで、その時すぐにではなく後になって出てくるチカラのことから「あと伸びするチカラ」とも言われている。②非認知能力を育てるには、「遊びが学び」といわれるこの幼児期世代にとって、どれだけ遊び込む経験をしたかが大切。③そしてその遊びも、大人が指示や口出しをする遊びより、子どもが夢中になって主体的にやろうとする遊びが伸ばす。おおまかにまとめるとこのようなものでした。

 

さて、最終回の今号は「非認知能力さえ育てれば成功なのか?」ということです。確かに今回皆様にご紹介している内容のベースとなっている本※1には、『事実、非認知能力がその後の成長・成功につながることが様々な研究から報告されています』とあります。確かに非認知能力(=社会情動的スキル※2)をしっかりと持ち合わせている人とそうでない人とを比べればそうした研究報告がなされるのはむしろ当然でしょう。だからと言って、このチカラを育てることだけに躍起になるのもいかがなものかと思います。この本にも『ひとりひとりの子どもすべてがそうなると言っているわけではありません。人の成長や幸せは、それほど単純なものではないのです』と続いています。

 

そこで視点は「子ども時代の“今”」となります。お子様が“今”意欲的に過ごせたり、他者と豊かに関われたり、“今”を幸せに感じられている過程にありますか、それを大切にして子育てをしていますか、ということになります。その“今”は、子ども時代だけではなく、大人になっても大切なことだからです。子ども時代にやわらかく感じ、育てたその感覚(素地)は、大人になっても決して裏切りませんから。

 

それを証拠に『将来のために非認知能力を育てることを考えるのではなく、子ども時代の現在の毎日が満たされるために、子どもに向き合うことが大事です。その結果、子ども時代の「現在の幸せ」が、その後の幸福感につながっていく』と本は結んであります。

 

最後に、「うちの子、遊び込ませてこなかった…。もう手遅れかしら」などと決して思わないで下さいね。人間は生涯を通して発達するものと言われています。いつの時期においても、人間は非認知能力という大切な力を育み、発揮することができます。だって「あと伸び」の「あと」はその人次第でいくらでも変わるのですから。シリーズのご笑読たいへんありがとうございました。

byさっかーせんせい

※1 非認知能力を育てるあそびのレシピ~0歳から5歳児のあと伸びする力を高める~大豆生田啓友・大豆生田千夏著 講談社

※2 社会情動的スキル(a)一貫した思考・感情・行動のパターンに発現し、(b)フォーマルまたはインフォーマルな学習体験によって発達させることができ、(c)個人の一生を通じて社会・経済的成果に重要な影響を与えるような個人の能力。【目標の達成】忍耐力、自己抑制、目標への情熱等【他者との協働】社交性、敬意、思いやり等【情動の制御】自尊心、楽観性、自信等。

双眼鏡づくりは、坂戸幼稚園では双葉会の時によく行う「作る」あそびです。2歳児の親子プログラム双葉会ですから、お母さんが手を貸して作るのですけれども、出来上がった双眼鏡を子どもたちは、それはそれは喜んで覗き込みます。焦点を絞って自分の見たいものだけが見れて、なおかつその色合いが変わる(色セロファンを貼っています)のですもの、その子だけの視野で、その子だけの想像力で見られるのですから、まさにその子にとっての“魔法の”双眼鏡ですね。

 

皆様に感謝!第71回秋のさわやか運動会

 

在園児の保護者様そしてご家族皆様、本日は坂戸幼稚園第71回秋のさわやか運動会をご参観いただきまして誠にありがとうございました。また、雨天延期のご協力も大変ありがとうございました。本日は雨の心配もなく、大空のもとで開催できましたことを何よりも嬉しく思っております。

 

保護者様、おじい様、おばあ様、そしてご家族様の温かい応援、力一杯のご声援、手拍子、拍手を本当にありがとうございました。重ねて感謝申し上げます。お子様をたくさん褒めて差し上げて下さいね。

 

運営では至らぬ点多々あったことと思います。特に進行では最後のプログラムが予定より大幅に遅くなってしまいましたこと、それに伴い小学生とお父様のプログラムを割愛しなければならなくなってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。今回の運営や構成上の反省、振り返りはこの後しっかりと園内で行い、次年度以降の運動会に生かしてまいります。

 

本日は本当にありがとうございました!感謝の思いでいっぱいです!23日水曜日からの幼稚園で両腕をいっぱいに広げ子どもたちを迎え入れてまいりたいと思っています。ありがとうございました!!

さっかーせんせい

 

 

シリーズ<あと伸びする力~非認知能力を育てるには>その3【SKPレターから】

 

前回は、非認知能力を育てるのにまず大切なのは、のびのびと遊び込むことが大切だとお伝えしました。そうしますと親御様からは「それじゃあ、幼児期はのびのびとあそばせていれば、それだけでいいってこと?」という声が聞こえてきそうですが・・・。それについて二つの観点からお伝えしてまいります。ひとつめは・・・

 

うは言っても「しつけ」が大切なのでは、わがままな子になってしまうのでは、という親御様の心配です。マシュマロテスト(1個のマシュマロを食べずに一定時間我慢できたら、もう一個マシュマロをもらえる)では、我慢できて2個目をもらえた子は、その後成長してからも我慢する力を持ち続けたという追跡調査結果も確かにあります。けれども、我慢する力を育てるのには、厳しいしつけはむしろ効果的ではないとも言われています。

 

それは、厳しく叱られるだけでは、怒られるのが怖いからしただけなのであって、本質的に自分の気持ちをコントロールできたわけではないのです。我慢はすなわち自分の気持ちをコントロールする力なのです。

 

例えばその1、坂戸幼稚園では午前中いっぱい朝の会もせずに遊び込みます。満足するまで十分遊んでいるからこそ、気持ちを切り替えて次のことに向き合うことができます。そう、この気持ちを切り替えられるきっかけ(選択肢)があれば、子どもは意外に主体的に自分の気持ちをコントロールできてしまうものなのです。

 

例えばその2、スーパーマーケットで「買って」と泣き叫ぶ子どもに「そこに置いてくからね」と言っても、子どもは今度は置き去りにされる恐怖でいっぱいになってさらに泣き続けてしまいます。それよりは「今日いっぱい歩いて頑張ったから、おうちに帰ってアイスを出してあげちゃおっかなぁ」と気持ちを切り替えられる選択肢を出すといった具合です。

 

もうひとつは・・・。どんどん、思う存分遊ばせてあげて下さい。けれども、ただ遊ばせておくだけではなく、豊かな文化に触れることも大切です。遊びの中の豊かな文化、そう、絵本の読み聞かせなどはどうでしょう。絵本を親子で楽しむことで、そのコミュニケーションから自分が愛されているという信頼感が形成され、自尊心の確立にもつながります。

 

間違えてはいけないことは、絵本を「お勉強」として与えたり、早く一人で読めるようになるために「読ませる」のではないということです。もちろん、学齢期になって本好きになることにつながるかもしれませんし、学ぶ力の基盤にもなります。それよりも大好きなお父さんやお母さんに読んでもらう絵本を通して、想像力を膨らませたり、安心感いっぱいの中で安らぐという感覚の育ちを大切にしてほしいのです。

 

「うちの子、ゲームばっかりで絵本に誘っても見向きもしません」確かにタブレットやゲーム機は幼児期の子どもたちにも浸透してしまっていますから致し方ありません。ゲームを止めさせるための絵本と考えないで下さい。ゲームをしないで絵本を読み聞かせるのにちょうどよい時間があるではないですか。それは寝床に入った時です。横になった子どものかたわらに寄り添って読んであげて下さい。途中で寝息を立ててしまうことがあるかもしれませんが、それでもいいではないですか。続きは明日ね、とそっと絵本を閉じればいいだけのことです。私も娘たちが小さい頃は寝る前によく読みました。一緒に“落ちて”しまうことも多々ありましたけど(笑)この上ない幸せなひと時を感じていました。

※このおたよりは『非認知能力を育てる あそびのレシピ』大豆生田 啓友著 講談社を参考にしています。

夢中でどろんこで遊ぶことで、子どもは集中力や感性を高めることができると言います。坂戸幼稚園の子どもたちは本当にどろんこ大好きです。雨上がりの次の日はどろんこ部隊があちらこちらでお庭をこねくります。ですから、園庭はけっこうでこぼこです(苦笑)けれども、それは子どもたちが遊んでいる証拠。トンボで園庭をならしつつ「よしよし」と思うさっかーせんせいです。

そもそもどろんこはとても気持ちがよくリラックスでるんです。お父様もお母様もたまには童心に帰ってどろんこあそびを一緒にしてみて下さいね。

byさっかーせんせい

シリーズ<あと伸びするチカラ~非認知能力を育てるには>その2【SKPレターから】

 

子どもの非認知能力を育てるには?というテーマをシリーズでお伝えしていく第2回目です。前回のレターでは、非認知能力は「あと伸び」するチカラで、これを育てるには子どもが夢中になる「あそび」そのものだというお話をいたしました。それではどのように遊べばいいの?それを今回はお伝えしてまいります。

 

遊びというと「勉強」や「習い事」でないもので子どもの力を伸ばすことに直結しないもの(行為)をイメージしたり、あるいは「息抜き」や「余暇」としてのちょっと体を動かすもの(行為)を思い浮かべたりする方もいらっしゃるかもしれませんが、子どもたちの「あそび」はどっこいそうしたものではないのですね。子どもの「あそび」は豊かな学びそのもの、生活そのものなのです。

 

もうじき秋が過ぎ、冬がきます。冬になると坂戸幼稚園できまって子どもたちが色水氷を作り始めます。登園後の朝、水たまりに氷が張るのを見て、なぜか毎年自然発生的にカップに色水を作り、次の日の朝に氷が張るのを楽しみに登園してくるのですが…。あれれ、私のカップは薄氷…。けれどもお友だちのはあんなに凍ってる…。

はてさて…。そう、カップを置く場所によって凍り方が違うのは大人であればすぐに気が付くというものです。けれども子どもたちにとっては「?」が頭の中で渦巻きます。この渦巻きをどうにかしようと子どもたちは夢中になって来る日も来る日も色水を作っては置いて帰ることになります。

 

そして、子どもたちなりの「!」を見つけようとします。例えば、緑は凍るけど赤は凍らないのではないか、カップがプラスチックだと凍るけど紙だと凍らないのではないか、とか。ここで大人が答えやヒントを渡してしまうのもまあよいでしょう。けれどもすぐには教えてしまわないことが肝心なのではないのでしょうか。なぜか。このあそびで子どもは自分の「問い」を持ち、自分なりに考えて「探求」しているからなのです。まさに知的好奇心の育ち、つまり非認知能力につながっているのです。

 

この例からも、子どものあそびが「勉強」「習い事」「息抜き」「余暇」ではないことが分かりますね。加えてそしてこのあそびで大切なことのひとつに「あそび込む」こと、「あそび切る」ことがあげられます。そりゃそうです、だって「息抜き」のあそびではないのですもの!あそび込むこと、あそび切ることこそ、その後の「学びに向かう力」「がんばる力」の“素地”を育てていくのでしょう。さらに、「このあそびをすれば、非認知能力(あと伸びする力)」が育つ」と図式化できるほど、子どもの育ちは単純なものではないということも覚えておいて下さいね。

そこに自然があれば子どもたちは没頭して遊びます。自然との関わりが体の諸機能を発達させ、知的好奇心を旺盛にし、思考力、表現力、感受性といったものを培います。この季節であれば、落ち葉の中に踏み入ってカサカサという音に耳を澄ませてみたり、秋の実りでスタンプ遊びをしてみたり、そうした中で子どもたちが夢中になるのはなんといってもドングリ集めです。

坂戸幼稚園でもドングリ拾いに街の公園に行きます。子どもってどうしてああもたくさんのドングリを拾い集めるのでしょう?不思議ですよね。でもちょっと考えてみて下さい。大人だって好きなものを収集するコレクターがいるじゃないですか。子どももきっと同じ。ドングリは子どもが自由にたくさん集められる唯一のものといってもいいくらい。子どもはみんなドングリマニアなのですから。

さて、拾ってきたドングリをそのままにしておくとドングリムシがはい出てきますので用心が必要です。一回茹でてからコマにしてみたり、顔を描いたりして遊んで下さいね。

byさっかーせんせい

 

 

 

 

今日は双葉会!みんなの双眼鏡は何が見えた?

 

♪魔法の双眼鏡をのぞいてみよう、ズムーイン!ズムーイン!!おいしいのはど~っち?♪ ついついのぞいてみたくなる双眼鏡、みんなが作った色つき双眼鏡は何が見えたかな?お家でも小さい子ならではのイメージをたくさん聞いてあげて下さいね。

ずっと首からぶら下げてくれていてお気に入りになったかな?

片足上げてバランス!真似っこでもいいんです。こんな感じかなと自分なりにやってみようとすること♪それが大事ぃ♪ んなことよりとにかくかわいいぃ(^^)

坂幼でももうすぐ運動会。双葉会でもパラバルーンを広げて初めてのパラバルーン遊び。ホールいっぱいに広がったパラバルーン、それだけでほらこのスマイルです!

シリーズ<あと伸びするチカラ 非認知能力を育てるには>その1【SKPレターから】

 

最近よく耳にする「非認知能力」。子ども、特に幼児期の育ちにはこの非認知能力が求められていますが、「それって何?」「で、その能力はどうやって育てるの?」と思われるている方もいらっしゃると思います。はい、それにお答えするのにとてもよい本に出合いました!そこで、今回から数回に分けて、シリーズとしてその本の内容を皆様にお伝えしていくことといたしました。

 

坂戸幼稚園でとても大切にしている「子どもたちの遊び」「遊び込む」「遊びきる」が、この非認知能力を育てるのにどれほど有効かを『坂戸幼稚園あるある』であわせてお伝えしていこうと思います。

 

非認知能力って?それは、読み・書き、計算などの「認知的能力」すなわち目に結果として見えたり、数値化しにくい能力のことと言われています。非認知能力は「社会情動的スキル」とも言われ、●何かに熱中・集中して取り組む姿勢(目標への情熱、忍耐力)●自分の気持ちをコントロールできること(自己抑制)●他者とうまくコミュニケーションできること(社交性、敬意、思いやり)●自分を大事に思えること(自信、自尊心、自己肯定感、楽観性)といった力のことです。

そしてこの力は、成長後の心の健全さや幸福感を高め、その子の将来の社会的・経済的なものを高めるものなのです。“将来”のことですから、その時すぐにではなく、後になって出てくることから「あと伸びする力」とも言われているのですね。その時結果として目の当たりにできるものではなく、目に見えにくいのだけれども将来を左右するものなのでしょう。

 

実際、ある長期追跡調査研究では、教科学習の先取りを行って高いIQを得たとしてもそれは短期的なもので、その数年後には早期教育を受けなかった子に追いつかれることが多いことが明らかになったという報告もあるほどです。就学前教育を受けた子どもたちが獲得した能力の中で、長期的に持続したのは「非認知能力」で、それこそが将来の成功につながる重要な能力だということが分かったということなのです。

 

認知能力を育てるにはどうしたらいいの?そのひとつが「あそび」なのです。夢中になる身の回りの「あそび」そのものだったのです。この「あそび」については次回さらに詳しくお話ししてまいりますね。

※『非認知能力を育てる あそびのレシピ』大豆生田啓友著 講談社

滑り台の逆さ昇り。坂戸幼稚園でも子どもたちはやろうとします。上から滑ってくる子とぶつかって落下、怪我につながることもありますから、遊び方の約束として「やめようね」と伝えていますが、子どもなら逆から昇りたいっと思うのはごく自然なこと。これだって興味や好奇心あるいは「こっちの方が早く“てっぺん”に行ける!」という気づきの現れですもの。なんでもかんでも危ないから禁止!では育つものも育たない、気づくものも気づかないということになります。

 

先生もこうした子たちがいたら「あぶないよー」と声を掛け、その子を視野の中に入れつつ挑戦を見守ることがあります。こうしたことはブランコでも一緒。坂戸幼稚園では立ち乗り、二人乗りOKです。

でも、公園でもしお子様が逆さ昇りをし始めたら困っちゃいますね。他のお母様の目も気になりますし、他の子に怪我をさせてしまったら大変とつい止めさせてしまうもの。そうした時には、他のお母様方と相談して逆さの昇りをさせてあげたり、他の子がいない時を見計らってさせてあげるといいのではないでしょうか。忘れてはならないのは側を離れないこと!見守りながらたくさん経験させてあげて下さいね。

by さっかーせんせい

チャレンジの基準【SKPレターから】

 

さんはカズこと三浦知良選手のことはご存じのことと思います。なんと齢52歳にしてJ2横浜FCでプレーする現役プレーヤーですね。数々の名プレーと共に得点を決めた後のカズダンスで誰もが知る日本サッカー界の生きるレジェンドです。その顔からは、歳を隠せなくなってしまっているのは同世代の私からしても「やむなし」というところはありますが、ユニホームを脱いだその体はとてもとても50歳を過ぎた人の体ではありません。若い選手のようなあの筋肉は、努力を惜しまないトレーニングの賜物であることは間違いありません。メタボのさっかーせんせいとは大違いです。

 

そうしたカズ選手に負けず劣らない選手が実はいるんです。それが安彦考真(あびこ たかまさ)選手です。何が「負けず劣らず」なのかというと、この安彦選手、Jリーグでプロになったのがなんと40歳!なんですって。高校在学中からアルバイトで貯めたお金でブラジルにサッカーを学びに行き、20歳で日本に戻ってきた後に複数のJリーグのチームの入団テストを受けるもすべて不合格。いくつかの仕事をしながら39歳の時(ということは19年間選手としてボールを蹴っていない!)「人生の後悔を取り戻したい」と一念発起。仕事を投げうち、つてをたよりなんとか受けさせてもらったJ2チームの入団テストで合格を勝ち取りました。

 

J2 Y.S.C.C.横浜所属 安彦考真選手

 

「なーんだ、よくあるオールドルーキーのお話かぁ」いえいえ、安彦選手の「負けず劣らず」話はここからなんです。その合格したJ2チームでの年俸が、驚くなかれ120円!120円ですよ!ということは月額10円!!私はプロの経験はありませんから報酬の仕組みはよく分かりませんが、安彦選手の契約は下限(最低年俸)のないものだったそうです。そのJ2チームでの出場はゼロ。今季はJ3のチームに41歳で移籍し、そこでも年俸120円でプレーしているのです。本人は自身のことを「ゼロ円Jリーガー」と名付けているそうです(笑)。

敵なチャレンジですよね。Never  too  lateを自分の行動で示すことができるって本当に敬服してしまいます。この安彦選手が乙武洋匡氏との対談記事でこのような言葉がありました。『チャレンジした後の失敗談をもっとポジティブに語れる世の中になって欲しい。チャレンジ中はみんなが「頑張れ」と言ってくれる。だけど成功するかは分からなくて、何年かやったけどできませんでしたとなるかもしれない。その時に「チャレンジしなきゃよかった」となるかというと決してそうではない。そこまでの過程で「こうしたプラスがあった」と捉えていいんじゃないか。つまり結果として失敗であっても「やってよかった」と考えられる。チャレンジの基準を「成功できるかどうか」にこだわりすぎだと感じる。成功も失敗もプラスにはなる。それを発信していかなくては。』と。

 

あー、耳が痛いけれども本当にその通りだと思います。過程(プロセス)に光を当てていることが素晴らしいと思いますし、園長先生が常に口にする「子どもの育ちは結果ではない。プロセスそのものに成長がある」に通じてなんだかとても嬉しくなってしまっているさっかーせんせいがいます。

 

安彦選手、今季は4試合に出場していますが、まだ年俸は120円で変わらずだそうです。来季の年俸をぐーんとアップさせるチャレンジになりますね。え、でもちょっと待って、チャレンジは成功するかどうか分からない代物・・・うーんプロの世界はやっぱり厳しいっ。がんばれ安彦選手!

byさっかーせんせい

遺伝子と子育て【SKPレターから】

 

育ては無意味、多くは遺伝子で決まる。と言われて腹を立てない親はいないと思います。「遺伝子で決まるだと!?身体の大きさや運動や芸術の才能はそういう要素が多分にあるかもしれないけれど、“こころ”はどうなの?それこそ生まれてから育てられてきた育ちの姿、子育ての結果ではないの?」と疑問を投げかけられる親御さんが多数だと思います。

 

ある本にこう書かれていて私もびっくりしました。子どもは真っ白な状態で生を受け、その後の育てられ方で徐々に“こころ”と言われる部分を形成していくものだと確信していましたから。そうでなければ、人としての礎を築くために幼児教育を一生懸命に頑張っている全国の幼稚園の存在意義って何?ってことにもなりかねませんし、それどころか、親は何のためにいるの?と究極の「?」にぶつかってしまいます。

 

まれてすぐに別々の家庭に里子に出された双子(一卵性双生児)の兄弟が、39年後の再会まで一度もコンタクトを取っていないにもかかわらず、乗っている車の車種、着ていた服、掛けていためがねのフレームも、妻の名前、子どもの名前、はては犬の名前までもが同じであった。そうした例が大量にあることを知った行動遺伝学の研究者が研究を進めた結果、性格、心や社会的態度に家庭が与える影響は皆無(!)で、家庭環境が子どもに影響を与えるのは、言語と宗教観だけであるとまで言っています。そして、科学の世界では既知の事実であるといいます。さらにびっくり!

 

ただ、「多くは遺伝子で決まる」といっているので、そうではない部分もあると述べています。かいつまんで申しますと、「そうではない部分」というのは「友だち関係」で、思春期を迎えるまでは「友だちの世界」が子どもにとってのすべて、「子どもが親に似ているのは遺伝によるもので、子育てによって子どもに影響を及ぼすことはできない」そして子育ての重要さを説く者は「親が(自分の努力は報われるという)子育て神話を求めているからである」と言い切っています。

 

だち関係、これこそが子どものパーソナリティが作られる土台。子ども、特にヒトの子どもは自立までに相当の期間を要し、だからこそ遺伝子の中に群れや集団から排除されては生きていく術がないという情報が古来から組み込まれているのだとしたら、子どもが“私”という自分を築くのは、友だちとの間でどのような自分でいなければならないのかという要素が大きいのは頷けます。加えてこの著書では、研究者の言葉として、親がもうひとつ子に対して影響を与えられるのは、どのような友だちを与えていけるかということだそうです。

かに、子どもにとって友だちの存在がとても大きいのは、幼稚園での園児同士の生活を見ているとよく分かります。だからと言って、自分の子に良い(と思われる)友だちばかりを言葉は悪いですが「備えて」あげること、よくテレビドラマなどで見受けますが、犯罪者の子だから遊んではいけませんと遠ざけてしまうことが果たしてその子の育ちに良い影響を与えるでしょうか。私の答えは「NO」です。

 

友だち関係がその子を作るのであれば、どのような友だちとも同じように接していける、関係が悪くなった時にはそれを正して(直して)いける、新しい友だちの幅を互いに広げていける、喜びや悲しみを共有できる、そうした友だち関係をその子自身のために作ってあげたいと思います。たとえ神話だとしても私の遺伝子にはそう組み込まれています。

byさっかーせんせい

※「言ってはいけない ~残酷すぎる真実~」 橘 玲著 新潮新書 少々雑学めいた本ではありますが、多くのエビデンスを基に書かれていて、“真実”かもしれません。