さっかーせんせい日記一覧

学芸会 ありがとうございました!

 

本日、坂戸幼稚園第71回卒業記念学芸会が行われました。保護者様、祖父母様、そしてご家族様、ご参観大変ありがとうございました。この学芸会についてはのびのびつうしんでお伝えしてまいりますのでもう少々お待ち下さい。

 

私、少しどころか自分の中ではとても大きなポカをしでかしてしまいました。最後のアナウンスでのごあいさつで「中抜け」をしてしまいました・・・。そこで、この場をお借りしてその抜けてしまった部分をお伝えしたい(けっこう勇気を振りしぼってます)と思います。

 

『そして、子どもたちが今日のこの舞台での自分の姿を心に刻み、大きくなった喜びをかみしめられるよう、たくさん褒めてあげて下さい。いっぱい受け止めてあげて下さい。親御様からのそのお言葉が、お子様の自信となり、自分がこの世界でかけがえのない存在だということ、そして自分に対する信頼感をさらに大きく膨らませ、一歩、二歩と前に踏み出す勇気を与えてくれることでしょう。

 

最後に、本日この舞台で、奏で、歌い、踊り、演じることが「大好き」な子どもたちに、その成長した姿を精一杯表現した子どもたちに、今一度大きな拍手をお願いいたします』

 

以上です。今日のこの学芸会が子どもたちの成長の礎に少しでも刻まれればと願ってやみません。本日は本当にありがとうございました。感謝!!

 

SKPレターから「節分、豆まき 」

 

子どもたちに「怖い」でしつけたり指導しようとするのは、幼児教育の世界では「脅しの保育」として遠ざけられています。「脅しの保育」とは、例えば給食を食べ残してしまっている子に対して「もお、そんなに食べたくないんだったら食べなくていい!そのかわり大きくなれないんだからねっ」と、「食べなくていい」「大きくなれない」というダブルバインド(二重縛り)がよい例です。

 

小さな子どもたちにとりまして大きくなれないことは大問題です。ですから泣く泣く頑張ってすべて食べようとします。残さず食べるという目的はそれで達成されますが、こうしたダブルバインドで子どもたちを動かそうとする先生は「どうだっ」とばかりに鼻息を荒くするのでしょうけれども、果たして本当にそれでいいの?子どもたちに育てたい本質は何なの?と言いたくなります。あれれ、耳が痛いと言ってるお母様の声がちょっと聞こえてきますよ。

 

けれどもこの恐怖体験で子どもたちの行動を戒めようとするもの、思い当たるのが東北地方に伝統的民俗行事として伝わる「なまはげ」なのではないでしょうか。

 

皆さんもご存知の通り「なまはげ」は秋田県男鹿半島に伝わる民俗文化で、鬼の面をかぶってなまはげに扮した村人が家々を訪れ「泣く子(ご)はいねがー」「悪い子(ご)は居ねがー」と奇声を発しながら練り歩き、家に入って怠け者や子どもを探して暴れるという小さな子どもにしてみればそりゃあ身が縮むほどの怖さです。親はそのなまはげによる強い恐怖体験を記憶させ、そのあと幼児に対し望ましくないとみなされる行為を行った場合、その恐怖体験が再現される可能性を言語的手段によって理解させる、いわばその昔の幼児教育の手段のひとつだったのですね。

なまはげ

 

 

 

 

 

 

 

 

そこで坂戸幼稚園の節分です。先日も子どもたちが幼稚園に来た鬼に向けて盛大に豆をまきました。豆をまく前には先生から「自分の悪いところに豆を当て、それを鬼に向かって『鬼は外』と言いながら投げつけて悪いところと鬼を退治するのよ」という話があり、鬼の登場となるわけですが、坂戸幼稚園に来る鬼もなまはげよろしく少々怖い鬼です。チャラい鬼では子どもたちの自分の悪いところを退治するという側面が失せてしまいそうだからです。これは決して「脅しのへ保育」とは違うのはご理解いただけるものと思います。

坂幼節分の鬼はだいたいこんな感じ。怖い?

 

 

 

 

 

 

 

 

もちろん「鬼のいる幼稚園にはもう行かな~い」という泣き声も少しありますが、そこは「みんながお豆で鬼と自分の悪いところをやっつけたから大丈夫。もう鬼は来ないよ」と先生がやさしさを湛えた瞳で話しかけ一件落着、ほっとした笑顔が戻ります。でもどこか「もし自分が~したら、もしかしたら鬼が・・・」という怖い鬼の登場をあえてしているこちらの意図どおりという表情がうかがえて可愛くなります。ちょっと悪趣味ですかね。

 

節分の鬼やなまはげは、子どもたちにとりましてそれはそれは強烈な記憶になることでしょう。悪さをすると「こらっ」と叱ってくれる近所の「怖~い」おじちゃんやおばちゃんがいなくなってきた地域社会ではなまはげの出現を願っている親御様もいらっしゃるかもしれませんが、ご家庭でお母様やお父様は決してなまはげにはならないで下さいね。パパ、ママはなまはげからボクを、ワタシを守ってくれる存在なのですから。

byさっかーせんせい

※なまはげには角があるため鬼とされたが、本来は鬼とは無縁の来訪神だったそうですよ。(Wikipediaより)

SKPレターから「世代間連鎖」

 

今年最初のSKPレターからです。少々内容が硬いなぁと思いましたが、坂戸幼稚園でもこれから2歳のお子様のプログラム「くれよん」や「双葉会」の募集を行っていくに当たり、ちょっと読んでおいてもらいたいと思いましたのであえて記しました。少し耳が痛い?部分もあるかもしれませんが興味のある方はご覧下さい。

世代間連鎖

令和2年最初のSKPレターです。今年もたわいのないことをつらつらとお届けしてまいります。さっかーせんせいってどんなことを考えてるの?何を思ってるの?そんなことに関心を持ってるんだ!にちょっとでも興味のある方は読んでみて下さいね。

 

さて、初っ端のレターではありますが、少し内容が硬くなります。しばらくお付き合い下さい。今回のお話は「世代間連鎖」についてです。

 

ある新聞記事で、米国で始まった「親子相互交流療法(PCIT)」と呼ばれる心理療法を導入している医師のお話が書かれていました。言うことを聞かないなど行動に問題を抱える子どもとの関係づくりや、虐待を繰り返す親の再発防止に効果があると書かれています。そして、これは親子二人での遊びを通じたプログラムで、その遊びの中で子どもに遊びの主導権を握らせ、自尊心を高めるのが狙いで、親子間の肯定的な感情を増やし絆を強めた後、子どもの問題行動を減らすため親は適切な指示の出し方を学ぶものだそうです。

 

どうして親だけでなく親子でのプログラムなのかと言うと、近年の虐待件数の増加の要因として、虐待を受けた親が子を虐待する世代間連鎖が起きているとの指摘もあるからだそうです。

 

ところで、2月に坂戸幼稚園では「園内子育てセミナー」を開催します(残念ながら在園児の保護者様のみ対象です)。外部から講師の先生をお呼びしお話してもらうのですが、今回開催するに当たり在園保護者様(PT役員様)にどのようなテーマでお話をしてもらいたいかアンケートを取りました。そうしたところ、「叱る」「叱り方」にまつわるお話をしてもらいたいという答えがとても多かったのでちょっとびっくりしています。

お子さんが言うことを聞かない、何回言っても繰り返し、「もぉ!」というお悩みがひしひしと伝わってきて胸が痛みました。「叱る」ことについて聞いてみたいという願いに共感もしました。私は叱ってもいいと思っています。理由を添えて・・・なんて時と場合によっては思っていません。会津の「什の掟」ではないですけれども「ならぬものはならぬ」とたしなめたり叱ったりすることもあるでしょう。

 

ただ、それが何のため、誰のためかを叱る時に一度息をのみ込んで言葉にすることは大切だと思います。お子さんの成長のためなのかそれとも親の欲求を満たすためなのか、周囲の方に迷惑がかかるからなのかそれとも親が周りの目を気にするからなのか、です。子どもたちは大人、先生や親の言うことを見透かす能力を持っています。子どもだからと言ってあなどってはいけませんよ。そうして見透かした子どもは、見透かしたように育つのですね。そして見透かした子が親となり、また見透かされていく。まさに世代間連鎖です。

 

でも、連鎖ですから断ち切ることだって可能なはずです。「これが絶対」という有効な手立てというものはないのでしょうが、私なりに考えますとやはり「褒めて」「認めて」あげるということに行きつきます。ちょっとした瞬間の可愛さを言葉にしてささやいてあげる、何気なく上手に出来たことを耳元で認めてあげる、ほんの少しのお手伝いに「助かったわぁ」とお子さんの顔を見て笑顔で答えてあげる、そうした些細なことを見つけられるのは親でなければできません。

一朝一夕には子どもは育ちません。少しずつの繰り返しなのではないでしょうか。そう、繰り返し、硬い鎖は一気には切れません。ちょっと鋸を引いては一息つき、また引いていくものなのです。

 

このレター、あいだみつをさんのこの言葉が頭の中を行ったり来たりしながら書いていました。「育てたように子は育つ」

 

byさっかーせんせい

プログラミング教育が2020年から小学校必修化【SKPレターから】

 

今年最後のレターなのになんだか少し内容が硬くなってしまっていますが、2020年には東京オリンピックパラリンピックに注目が集まっています。そうした来年、小学校でのプログラミング教育必修化は大きなトピックだと思いますのでお許し下さいね。

小学生のスマートフォン(以下スマホ)の普及率ってどれくらいだと思いますか?29.9%※1、およそ3人に1人が自分のスマホを持っている時代なのです。その主な利用内容を見ますと、77.9%がゲーム、63.6%が動画視聴なのだそう。これが中高生になりますと「コミュニケーション(LINEなどのSNSになりますでしょうか)」という利用内容が7割を超えてきます。とは言え小学生でも3割の子どもがLINEを利用しているという実態調査もあります。

 

スマホを小学生に与える主な理由として、「子どもがどこにいるかを把握できる」というのと共働き世帯等では「子どもとの連絡手段」として利用しているというのがあります。キッズケータイ等の機能はすでにスマホにも内蔵されているので、そうであればスマホを渡すとしているご家庭も多いようです。スマホに育児を頼るため(スマホを持たせてひとまず黙らせる)という理由もあるのではと穿(うが)った見方もあるようです。「えー、そんなこと考えたこともありませんよっ」とおっしゃられる方もいるかもしれませんが、私とてゲーム80%弱、動画視聴60%強という数字がありますと「そうかもしれない」とつい思ってしまいます。

えーと、ごめんなさい、スマホを与える良し悪しをお話するのではありませんでした。実はスマホは3人に1人が持っていますが、パソコンはとなるとその所持率がぐんっと低くなります。2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化される中、それに備えてもう少しパソコンの子どもにおける普及率が上がっていてもおかしくないと思うのですが…。そうした中で就学を前にして坂戸幼稚園ではどのように取り組むかというと、これまでと変わりません。

 

小学校でのプログラミング教育は、その基礎となる「自分たちの身近なものがプログラミングによって動作している」という“気づき”を学ぶことが重要で、コーディング(プログラミング言語を用いた記述方法)を覚えることが目的ではないと言われています。また、プログラミング教育の中で重要なのが、“問題を解決するための論理的思考”の習得であるとも言われています。そして何より、「受け身」の使い方とされているゲームやSNSなどを楽しむことより、パソコンを自ら使いこなす“能動的”な学びに繋げ“創造”していく力を養うこと※2なのです。

どうでしょう、プログラミング教育はキーボードに慣れ親むということもあるでしょうが、「自ら筋道立てて考え気づき、自分で興味、関心を持つものを見つけ、それに夢中になって取り組む」ことを主眼にしていることになるのです。そう、幼児教育はまさにこの根本(主眼)を子どもたちに育てているのですね。だから、原点としてこれまでと変わらずにいるのです。

 

プログラミング教育!?すわパソコンを園児全員に与えていじらせなければと先取りをするのは早計かと思います。けれども、このプログラミング教育の主眼があまねく行き渡り熟成されてきた時こそ、何らかのアプローチをする時と坂戸幼稚園は、今は考えています。

 

クリスマスの月、今年最後のレターだというのになんだか少し硬い内容になってしまいましたね。けれども、つまるところ子どもたちの「学び」の根本は?ということだと思うさっかーせんせいです。

byさっかーせんせい

※1 平成29年度青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速報)内閣府

※2 https://www.sankei.com/life/news 太字さっかーせんせい

この季節、着ているものにご用心【SKPレターから】

 

もうじき師走、朝晩だけでなく日中も気温がだいぶ低くなってまいりましたね。着る物も厚着をしたり、重ね着をしたりして窮屈感を懐かしく感じているこの頃です。

 

このような季節、子どもたちも私服では寒さをしのぎながら、おしゃれに着こなしているものです。と言いましても、それはお子様が着こなしているのではなく、親御様の好みなのでしょうけれども(笑)。

 

そうした子どもたちの私服にご用心して下さいね、というのが今回のお話です。例えば、フード付きの上着から出ているひもが遊具に引っかかって首が締まってしまった、上着のリボンが自転車の後輪に絡まりケガをしてしまった、ズボンの裾のひもがエレベーターに挟まり転倒してしまった等々、着ているものが原因でケガをする事例が毎年発生しているとのことなのです。

着ている衣服が原因で子どもがケガを した・危ない目に遭った・ひやりとし た経験がある親の割合は70%超!

経済産業省はこうした事例から、子ども(13歳未満)服のひもに関する日本工業規格(JIS)を設け、首回りや背面などに垂れ下がったひもは付けられないとしました。ところが、規格に沿うかどうかはメーカー側の判断に委ねられ、タグへの表記も義務づけられていないということです。

 

JIS規格では・・・

私もかつて娘二人の父親でもありましたので、かわいい服を着せてあげたい、着ているとそれだけで頬が緩んでしまっていましたから、皆さんがお子様におしゃれをさせてあげたい気持ちも十分すぎるほど分かります。

 

けれどもやはり危ないものは危ないのですね。ですから、①どんな遊びに行くか(子どもがその場所でどのように遊んでしまうか)をよく考えて、その遊びにふさわしいものを着せること②親御様が、着ているものや履いているもので子どもがケガや事故を起こしてしまうこともあるということを認知して着せること③すでにご自宅にある衣類を再度チェックして、ひもを抜いたり短くしたり、垂れ下らないように道具を付けたりすること④そして何より、どのようなものを着ていたとしても遊ぶお子様から目を離さないこと、を気を付けていただければと思います。

 

子どもたちは基本体を動かして遊ぶことが大好きです。ですから、子どもが実際に着る物の好みは何と言っても動きやすいものなのでしょう。親御様の趣向とは違うこともあるのだということも忘れないで下さいね。SKPは私服です。私たち教職員もこのような視点でもお子様を見守ってまいりたいと思います。

byさっかーせんせい

のびのびフェステイバルのご参加ありがとうございました!

 

雲ひとつない秋空のもと開催されました「のびのびフェステイバル2019」にご参加いただきまして誠にありがとうございます。皆様のご理解、ご協力をいただき大きな事故やケガもなく無事盛大に開催されました。PTクラス役員様、のびのびフェステイバル担当保護者様、お子様と一緒にご参加いただいた親御様、ご家族様、何より今日一日を先生と一緒に盛り上げてくれた坂幼っ子のみんな、本当に、本当にありがとうございました!

気持ちの良い秋空、のびのびフェスティバルにピッタリのお天気でした!

はさみ屋紙太郎さん、最高でしたね!浅草演芸場の奥深さを知ることができました。今度ぜったい見に行こうっと!

最後のパプリカダンス、さっかーせんせい、なんかぐっときちゃいました。皆さん、本当にありがとうございました!感謝!!

11/16(土)あそカレ案内届いたかな?

 

あそカレのみんな、元気にしてたかな?11月16日(土)にあそカレがありますよ。今回は坂戸幼稚園を飛び出して、秋の森林公園でネイチャーゲーム&アスレチック遊びなんだけれども、この参加申込についてひとつ注意点があるので、さっかーせんせんい日記にアップしました。

 

11/13(水)が申し込み締め切り日なのだけれども、この週は月曜日はのびのびフェスティバルの代休で幼稚園はお休みになります。ですから参加申込ハガキが受け取れないし、14日(木)でもいいではないかという声も聞こえてきそうだけれども、14日(木)も埼玉県民の日でやはり幼稚園はお休みで郵便を受け取れないのです。

 

まだ参加申込ハガキを出していないというあそカレ会員がいたら、大至急投函して下さいね。もし、それでもちょっと不安という方は直接幼稚園にお持ちになられることをお勧めします。

 

秋の森林公園で季節をたっぷり感じよう!ポンポコマウンテンも待ってるぞ!!アスレチックが君を呼んでるぞ!!!たくさんのあそカレっ子の参加を・・・・待っています!!

シリーズ<あと伸びする力~非認知能力を育てるには>最終回【SKPレターから】

 

連続投稿、恐縮です・・・。シリーズでお伝えしてきました「非認知能力を育てるには」いよいよ最終回です。

間が空いてしまいましたね。尻切れトンボにはさせませんよぉ。と言いましても今回が「非認知能力を育てるには」いよいよ最終回です。まずはこれまでの復習です。①非認知能力は数値化しにくい思考、気持ち、心のことで、その時すぐにではなく後になって出てくるチカラのことから「あと伸びするチカラ」とも言われている。②非認知能力を育てるには、「遊びが学び」といわれるこの幼児期世代にとって、どれだけ遊び込む経験をしたかが大切。③そしてその遊びも、大人が指示や口出しをする遊びより、子どもが夢中になって主体的にやろうとする遊びが伸ばす。おおまかにまとめるとこのようなものでした。

 

さて、最終回の今号は「非認知能力さえ育てれば成功なのか?」ということです。確かに今回皆様にご紹介している内容のベースとなっている本※1には、『事実、非認知能力がその後の成長・成功につながることが様々な研究から報告されています』とあります。確かに非認知能力(=社会情動的スキル※2)をしっかりと持ち合わせている人とそうでない人とを比べればそうした研究報告がなされるのはむしろ当然でしょう。だからと言って、このチカラを育てることだけに躍起になるのもいかがなものかと思います。この本にも『ひとりひとりの子どもすべてがそうなると言っているわけではありません。人の成長や幸せは、それほど単純なものではないのです』と続いています。

 

そこで視点は「子ども時代の“今”」となります。お子様が“今”意欲的に過ごせたり、他者と豊かに関われたり、“今”を幸せに感じられている過程にありますか、それを大切にして子育てをしていますか、ということになります。その“今”は、子ども時代だけではなく、大人になっても大切なことだからです。子ども時代にやわらかく感じ、育てたその感覚(素地)は、大人になっても決して裏切りませんから。

 

それを証拠に『将来のために非認知能力を育てることを考えるのではなく、子ども時代の現在の毎日が満たされるために、子どもに向き合うことが大事です。その結果、子ども時代の「現在の幸せ」が、その後の幸福感につながっていく』と本は結んであります。

 

最後に、「うちの子、遊び込ませてこなかった…。もう手遅れかしら」などと決して思わないで下さいね。人間は生涯を通して発達するものと言われています。いつの時期においても、人間は非認知能力という大切な力を育み、発揮することができます。だって「あと伸び」の「あと」はその人次第でいくらでも変わるのですから。シリーズのご笑読たいへんありがとうございました。

byさっかーせんせい

※1 非認知能力を育てるあそびのレシピ~0歳から5歳児のあと伸びする力を高める~大豆生田啓友・大豆生田千夏著 講談社

※2 社会情動的スキル(a)一貫した思考・感情・行動のパターンに発現し、(b)フォーマルまたはインフォーマルな学習体験によって発達させることができ、(c)個人の一生を通じて社会・経済的成果に重要な影響を与えるような個人の能力。【目標の達成】忍耐力、自己抑制、目標への情熱等【他者との協働】社交性、敬意、思いやり等【情動の制御】自尊心、楽観性、自信等。

双眼鏡づくりは、坂戸幼稚園では双葉会の時によく行う「作る」あそびです。2歳児の親子プログラム双葉会ですから、お母さんが手を貸して作るのですけれども、出来上がった双眼鏡を子どもたちは、それはそれは喜んで覗き込みます。焦点を絞って自分の見たいものだけが見れて、なおかつその色合いが変わる(色セロファンを貼っています)のですもの、その子だけの視野で、その子だけの想像力で見られるのですから、まさにその子にとっての“魔法の”双眼鏡ですね。

 

皆様に感謝!第71回秋のさわやか運動会

 

在園児の保護者様そしてご家族皆様、本日は坂戸幼稚園第71回秋のさわやか運動会をご参観いただきまして誠にありがとうございました。また、雨天延期のご協力も大変ありがとうございました。本日は雨の心配もなく、大空のもとで開催できましたことを何よりも嬉しく思っております。

 

保護者様、おじい様、おばあ様、そしてご家族様の温かい応援、力一杯のご声援、手拍子、拍手を本当にありがとうございました。重ねて感謝申し上げます。お子様をたくさん褒めて差し上げて下さいね。

 

運営では至らぬ点多々あったことと思います。特に進行では最後のプログラムが予定より大幅に遅くなってしまいましたこと、それに伴い小学生とお父様のプログラムを割愛しなければならなくなってしまいましたことを心よりお詫び申し上げます。今回の運営や構成上の反省、振り返りはこの後しっかりと園内で行い、次年度以降の運動会に生かしてまいります。

 

本日は本当にありがとうございました!感謝の思いでいっぱいです!23日水曜日からの幼稚園で両腕をいっぱいに広げ子どもたちを迎え入れてまいりたいと思っています。ありがとうございました!!

さっかーせんせい

 

 

シリーズ<あと伸びする力~非認知能力を育てるには>その3【SKPレターから】

 

前回は、非認知能力を育てるのにまず大切なのは、のびのびと遊び込むことが大切だとお伝えしました。そうしますと親御様からは「それじゃあ、幼児期はのびのびとあそばせていれば、それだけでいいってこと?」という声が聞こえてきそうですが・・・。それについて二つの観点からお伝えしてまいります。ひとつめは・・・

 

うは言っても「しつけ」が大切なのでは、わがままな子になってしまうのでは、という親御様の心配です。マシュマロテスト(1個のマシュマロを食べずに一定時間我慢できたら、もう一個マシュマロをもらえる)では、我慢できて2個目をもらえた子は、その後成長してからも我慢する力を持ち続けたという追跡調査結果も確かにあります。けれども、我慢する力を育てるのには、厳しいしつけはむしろ効果的ではないとも言われています。

 

それは、厳しく叱られるだけでは、怒られるのが怖いからしただけなのであって、本質的に自分の気持ちをコントロールできたわけではないのです。我慢はすなわち自分の気持ちをコントロールする力なのです。

 

例えばその1、坂戸幼稚園では午前中いっぱい朝の会もせずに遊び込みます。満足するまで十分遊んでいるからこそ、気持ちを切り替えて次のことに向き合うことができます。そう、この気持ちを切り替えられるきっかけ(選択肢)があれば、子どもは意外に主体的に自分の気持ちをコントロールできてしまうものなのです。

 

例えばその2、スーパーマーケットで「買って」と泣き叫ぶ子どもに「そこに置いてくからね」と言っても、子どもは今度は置き去りにされる恐怖でいっぱいになってさらに泣き続けてしまいます。それよりは「今日いっぱい歩いて頑張ったから、おうちに帰ってアイスを出してあげちゃおっかなぁ」と気持ちを切り替えられる選択肢を出すといった具合です。

 

もうひとつは・・・。どんどん、思う存分遊ばせてあげて下さい。けれども、ただ遊ばせておくだけではなく、豊かな文化に触れることも大切です。遊びの中の豊かな文化、そう、絵本の読み聞かせなどはどうでしょう。絵本を親子で楽しむことで、そのコミュニケーションから自分が愛されているという信頼感が形成され、自尊心の確立にもつながります。

 

間違えてはいけないことは、絵本を「お勉強」として与えたり、早く一人で読めるようになるために「読ませる」のではないということです。もちろん、学齢期になって本好きになることにつながるかもしれませんし、学ぶ力の基盤にもなります。それよりも大好きなお父さんやお母さんに読んでもらう絵本を通して、想像力を膨らませたり、安心感いっぱいの中で安らぐという感覚の育ちを大切にしてほしいのです。

 

「うちの子、ゲームばっかりで絵本に誘っても見向きもしません」確かにタブレットやゲーム機は幼児期の子どもたちにも浸透してしまっていますから致し方ありません。ゲームを止めさせるための絵本と考えないで下さい。ゲームをしないで絵本を読み聞かせるのにちょうどよい時間があるではないですか。それは寝床に入った時です。横になった子どものかたわらに寄り添って読んであげて下さい。途中で寝息を立ててしまうことがあるかもしれませんが、それでもいいではないですか。続きは明日ね、とそっと絵本を閉じればいいだけのことです。私も娘たちが小さい頃は寝る前によく読みました。一緒に“落ちて”しまうことも多々ありましたけど(笑)この上ない幸せなひと時を感じていました。

※このおたよりは『非認知能力を育てる あそびのレシピ』大豆生田 啓友著 講談社を参考にしています。

夢中でどろんこで遊ぶことで、子どもは集中力や感性を高めることができると言います。坂戸幼稚園の子どもたちは本当にどろんこ大好きです。雨上がりの次の日はどろんこ部隊があちらこちらでお庭をこねくります。ですから、園庭はけっこうでこぼこです(苦笑)けれども、それは子どもたちが遊んでいる証拠。トンボで園庭をならしつつ「よしよし」と思うさっかーせんせいです。

そもそもどろんこはとても気持ちがよくリラックスでるんです。お父様もお母様もたまには童心に帰ってどろんこあそびを一緒にしてみて下さいね。

byさっかーせんせい